遺伝子の組換食品の安全性B
今まで、遺伝子組換食品の安全性について書いてきました。概ね遺伝子組換に対して肯定的な内容だったと思いますが、最後はちょっと否定的な意見もご紹介します。
食品添加物もそうですが、もともと、遺伝子組換という技術自体、できてから歴史が浅いものです。
したがって、理論上は大丈夫とは言っても、実際に人類が何十年と食べ続けた結果の健康状況というのは、実際にやってみなければわからないわけです。
長年それらの食品を食べ続けることで、もしかしたら予想できないような健康上の被害が発生するかもしれません。
特に、遺伝子組換食品がアレルギーを誘発する可能性については多くの学者が「要検討」という判断をしています。
企業サイドは、遺伝子を組換した野菜などを商品化するまでに膨大な研究を重ね、検証しています。
それらの結果としてゴーサインが出ているわけですから、健康被害の可能性は非常に少ないと思われますが、ゼロではないわけです。
また、生態系への影響も危惧されています。
例えば、除草剤に耐性のある野菜を栽培したとして、その野菜の花粉などが他の雑草に取り付くことでその雑草が除草剤の耐性を持ってしまう、などのことが起りえないとも限らないわけです。
もしそうなれば、除草剤に耐性を持った雑草がはびこることになり、生態系が崩れる可能性が高くなります。
遺伝子組換という技術は、在来種に対して新たなリスクと大きな可能性の両面を持っているのです。